疑問の解決が治療の第一歩
アトピー性皮膚炎と社会環境
大人まで引きずってしまえば、完治する確率は著しく低くなってしまう、このアトピー性皮膚炎が年々、その患者数を増やしている背景には、私たちを取り巻く社会環境、それ自体に「アレルギー反応」を起こさせる要因が劇的に増加してきている背景が考えられます。
ただでさえ外的な刺激は避けたい、アトピー患者の皮膚に強い刺激を与える物質が増えている他、排ガスに代表される大気汚染、通気性への配慮に乏しい鉄筋構造の建物、ションプー剤や洗剤、衣類といった日用品、はたまた、日持ちさせる目的などで食品に含まれる添加物などなど、便利な生活の裏返しとして、アトピー性皮膚炎を持つ人にとっては、マイナスになるであろう要因が溢れています。
アトピー患者のほとんど居なかった時代には、今、あげたような要素は身の回りに存在せず、マスコミなどで取り上げられる事もなかった事を考えると、アトピー性皮膚炎と社会環境は、切っても切り離せない関係にあるのだと考えられます。
また、同時に「ストレス」を受けやすい環境、その中での生活を強いられるケースも増える傾向にありますから、これも、アトピー患者の増加を後押ししている要因だと思います。
変えづらい生活環境がアトピーを治り難くする >
この章のその他のページ
|