アトピー治療の切っかけ作り
アトピー性皮膚炎は保湿でカバーする
アトピー性皮膚炎の改善には薬物治療は欠かせませんが、その効果は残念ながら一時的なものでしかなく、薬は、あくまで症状を「抑える」ためのひとつの道具、また、その「抑えた」状態にある皮膚を長く保つ為には、日々の「スキンケア」が欠かせない、といった話を前項ではしました。
「スキンケア」が大切なのは、アトピー性皮膚炎の原因となる様々な「刺激」に対して、皮膚を守ってくれる「バリア機能」をしっかりと機能させるためです。アトピーを発症してしまう人の「バリア機能」は元々、その働きが弱くなっていますから、それを補うためのケアは欠かせないと言うことができるのです。
「バリア機能」が弱いという事は、皮脂膜が薄く、水分を逃がしやすい状態である事が想像されますから、それを、しっかりと保湿でカバーしてやれば、少なからず、その機能の働きは違ってくるはずです。
汗や汚れは当然、皮膚への刺激になる要因ですから、しっかりと取り除くとして、少しでも弱い「バリア機能」を助ける為に、「ハウスダスト」が溜まらないよう部屋はマメに喚起、掃除し清潔な環境を保つのは大切なことでしょう。また、皮膚への負担を避ける意味で、無意識に患部を触ったり、摩ったりするクセは治したいところです。
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