自分の症状を把握しよう
アトピー性皮膚炎かと思ったらまず皮膚科へ
アトピー性皮膚炎に似た症状を示す皮膚疾患はいくつもあり、初めて痒みや湿疹に襲われた時には、それがアトピーか、どうなのか判断するのは難しいでしょう。もちろん、家族の中にアトピーを患っている人がいれば、ピンとくるかもしれませんが、そうでなく、大人になり、突然、現れたとなれば、戸惑うのも当然かもしれません。
そのような時は速やかに皮膚科に行く事が先決でしょう。あまり、あれこれと考えていて症状が悪化してしまっては、アトピーであっても、そうでない場合であっても、後々の治療に影響しないとも限りません。
皮膚科では、まず、診断の前に症状についてのアンケート用紙が配られ、記入することもあります。診察では医師からの質問もありますから、基本的な質問にはスムーズに答えられるようにしておいた方がいいでしょう。経験の豊富な皮膚科医であれば、ほとんど、症状をみるだけで、アトピー性皮膚炎か、そうでないかを判断してくれます。
- 症状は、いつ頃からのものか
- 初めに確認できた症状はどういったものだったか
- 現在、確認できる症状はあるか。
- 痒みの有無
- 症状の切っかけに何か心あたりはあるか。
- 特定の状況下で症状が悪くなるか。
- これまでの病歴(特にアレルギー疾患)
- 家族にアレルギー疾患はあるか。
- この症状についての通院歴。
- その時の、診断および、使用していた薬について。
これらの質問に、出来る限り、正確に答えられるようにしておけば、診察もスムーズに行われます。
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