自分の症状を把握しよう
スクラッチテストとアトピー性皮膚炎
「T型アレルギー反応」に関連する物質「ヒスタミン」を抑制する為の好酸球、これが、結果として遅発性の炎症に影響してしまう為に、その数を調べる事も時には必要になる、といった内容が前項の話でした。
皮膚科の専門医であれば、症状をみれば、大よそ、それがアトピー性皮膚炎であるかどうかの検討は付くのですが、これから、どんな、治療を施していくかや、その人のアレルギーの特徴を掴むために、「好酸球」以外にも、アレルギーチェックの検査を行う事があります。自分のアレルギーに対する反応の傾向のようなものを知っておけば、これからのアトピー性皮膚炎対策にも役立つのではないでしょうか。
◎スクラッチテスト
皮膚テストの一種で、針先などで腕に小さな傷を付けて、そこにアレルギーの原因と思われる物質の入った液体を落とし、その反応を調べます。
これによって、主に「T型アレルギー反応」のアレルゲンを知る事ができます。
「T型アレルギー反応」は即時タイプですから、15分ほど待ってから、皮膚の状態を観察し、赤くなったり、痒くなったりのアレルギー反応がでれば、先ほど使用した液体、その中の物質が、抗原=アレルゲンと考えられるわけです。
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