自分の症状を把握しよう
RIST法とアトピー性皮膚炎
初めて痒みや湿疹が現れた時は、それが、アトピー性皮膚炎なのか、そうでないのか、そもそも、身近にアトピーを持っている人がいない場合は、まったく検討が付かずに、戸惑うのではないでしょうか。
ですから、何かよく分からない「痒み」や「湿疹」なら、とりあえずは、皮膚科に行き、専門医の意見を仰ぐのが、最も良い対応である、といった話を前項ではしました。
皮膚科の専門医であれば、症状をみれば、大よそ、それがアトピー性皮膚炎であるかどうかの検討は付くのですが、これから、どんな、治療を施していくかや、その人のアレルギーの特徴を掴むために、アレルギーチェックの検査を行う事があります。自分のアレルギーに対する反応の傾向のようなものを知っておけば、これからのアトピー性皮膚炎対策にも役立つのではないでしょうか。
◎IgE値の検査(RIST法)
IgEとは「T型アレルギー反応」の切っかけとなる、免疫グロブリン(Ig)、その中でも、抗原結合部位は同じでも微妙に構造の異なる「IgA」「IgD」「IgE」「IgG」「IgM」の5つのタイプの内の、ひとつにあたるものです。
アレルギーに過敏な反応を示す人の多くは「IgE」が体内に多く存在していると言われています。
アレルギー反応をあまり示さない人は、この値が200単位くらいが普通ですが、アレルギーに強い反応を示す人の場合は、これが200倍以上の値になる事も珍しくはありません。
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