アトピーを知ろう
親の負い目がアトピーの子を悩ます
アトピー性皮膚炎の悩みはそれを煩った事のない人には理解されづらく、特に幼少期〜学生時代においては「カラかい」や「いじめ」の対象になってしまう事もしばしばあります。
社会人になれば、少し位の「カラかい」は大人の対応として、笑ってやり過ごす事もできますが、決していい気分はしません。
それが「子ども時代」に起これば心に深いキズを負ってしまうのは、当然で、アトピー性皮膚炎の子どもを持つ親御さんも、その事を重々、理解し、「アトピーの子を持つ親」として負い目を感じているケースも多くあります。
ただ、ここで注意して欲しい事は、その「負い目」が引き金になり、度を越して、我が子のアトピー改善に取組んでしまう親御さんの存在です。
もちろん、子どものアトピーに無関心でいろ、という意味ではありませんが、度を越してしまうと、その親御さんの「なぜ、この子のアトピーは良くならないんだ」というイライラが、アトピー性皮膚炎に苦しむ当事者の子どもに伝わってしまい、それから生じたストレスが、その子のアトピー性皮膚炎改善の障害になる事もある事実は、アトピー疾患に苦しむ子どもを持つ親御さんには、ぜひ、頭に置いておいてほしいポイントのひとつです。
子どもアトピーに必要な親の共感性 >
この章のその他のページ
|