アトピー知識を身に付ける
ダニの増殖する環境はアトピー性皮膚炎には厳禁
「アレルギー反応」を引き起こす抗原(アレルゲン)には様々な種類が確認されていますが、大きく分けると「環境アレルゲン」と「食物アレルゲン」の2つになると思います。
「環境アレルゲン」で多いのはヒョウダニに属するヤケヒョウダニやコナヒョウダニといった、どこの家にも存在する「ダニ」です。
「ダニ」は1つの家屋に数千万単位で生息していると言われ、人間やペットのフケやアカ、また、自分たちのフンなどをエサに増殖します。
アトピー性皮膚炎の場合、この「ダニ」のフンや死骸のかけらが、皮膚表面に付着し、体内に侵入すると、これを「抗原」と見なし、「IgE抗体」が作られます。「IgE抗体」が作られてしまうと、体内にアレルゲン(この場合「ダニ」のフンや死骸のかけら)が侵入する度に、「IgE抗体」の働きから、「アレルギー反応」が起こってしまうのです。
これらのダニは気温20〜30度、湿度75〜85%といった高温多湿を好み、夏場や梅雨時に、その数を増やします。掃除をマメにする事や、部屋の喚起に気を使うなどの「ダニ」対策をして、出来るだけ、この「アレルゲン」との接触回数を少なくする努力をして下さい。
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