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アトピー性皮膚炎の合併症の気を付けよう

■□ アトピーはこう治す □■



自分の症状を把握しよう

円錐角膜の10%の人がアトピー性皮膚炎

前項はアトピーの痒みから、目を擦るなどの刺激を日常的に与えてしまった結果、起きる可能性のある「白内障」についての話でした。アトピー性皮膚炎ではバリア機能の低下や、免疫力の低下から「白内障」以外でも、いくつかの合併症を起こしてしまうことがあります。合併症による、症状の悪化は、アトピー治療にも支障をきたす事になります。アトピーを待たない人よりも、皮膚からの細菌やウイルスの侵入を許しやすい事をよく理解し、注意する必要があるでしょう。

円錐角膜
円錐角膜は、角膜といわれる、黒目表面の透明な膜が、真ん中部分から薄くなっていき、前方へ円錐状に突出してしまう病気です。ほとんどの場合、両眼性で、男性は6.500人に1人、女性は17.500人に1人といわれ、男性の方が約3倍の発症率です。
原因は不明とのことですが、遺伝性の病気ではないと考えられています。

円錐角膜の人の10%程度がアトピー性皮膚炎との合併症を起していて、やはり、「網膜剥離」や「白内障」と同じく、アトピーの痒みによって、目も周りを擦るなどの刺激が発症原因のひとつではないかと考えられています。

症状としては、まぶしさに敏感になったり、乱視が強くなったりします。症状が進むにつれ、視界が歪み、視力の低下も進んでしまいます。
治療としては、原因が不明なために根本的な治療はなく、ハードコンタクトレンズで視力を維持するなどの対処法が採られるようです。

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