アトピー治療の切っかけ作り
衣服の刺激がアトピー性皮膚炎の痒みに
私たちが日常使用しているものの中には「バリア機能」の低下した皮膚を、簡単に刺激してしまうものが、たくさんあり、その中でも、前項では、「ションプー」や「リンス」の弊害について話ました。
「非アレルギー的側面」として「バリア機能」の低下した皮膚を刺激するものは、他にもあり、例えば、女性には欠かせない「化粧品」などが挙げられます。
女性は出かける前にメイクし、帰宅するまで、ほぼ、1日そのままの状態で過ごしますから、「バリア機能」が低下している人にとって、「顔」に受ける「化粧品」の刺激は、決して小さいものではないのです。
この他にも、日常生活の中で、皮膚に刺激を与えるものとして、チクチクとするような「衣服」などは、意外と多い、炎症要因といえます。冬場に着るセーターが「手首」や「首すじ」を刺激して、気候的な乾燥状態も手伝って、激しい「痒み」に襲われてしまう事も多いようです。
また、身体を締め付けるような下着や、「擦れ」を起こしやすい「帽子」なども敏感な皮膚には負担になってしまいます。
さらには、「熱いお湯」なども良くありません。アトピー性皮膚炎の激しい「痒み」への対処法として、その患部に「熱いお湯」をかけて「痒み」をやり過ごす人もいるようですが、これは、皮膚への刺激が大きく、そのダメージを考えると、あまり、おすすめ出来る方法とは言えないのです。
掻くも擦るもアトピー性皮膚炎には良くない >
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