アトピー治療の切っかけ作り
生活の中に潜むアトピー性皮膚炎の誘発要因
身体を洗う際、「バリア機能」の弱った皮膚に負担をかけてしまうような、「ゴシゴシ洗い」はアトピー性皮膚炎の切っかけになり、また、入浴後、水気を取る際も、バスタオルで強く皮膚を「擦る」ような事は避け方がいい、といったような事を前項では話ました。
これまで、「非アレルギー的側面」から見た、様々な刺激には「汗」や「石鹸」、「シャンプー」や「リンス」など、たくさんのものがありましたが、これら以外にも、知らず知らずの内に、「刺激」となり悪影響を及ぼすものが、私たちの日常生活の中には潜んでいます。
誰もが生活の中で「外出」する事は、当然あり、特別な事ではないのですが、この「何気ない」行動によって影響を受けてしまうという意味で深刻なのが「排ガス」による要因かもしれません。
「排ガス」に含まれる「化学物質」は体内に取り込まれる事で、「IgE抗体」を増やすなどして、「免疫機構」にマイナスな影響を与えます。「IgE抗体」の増加は「アレルギー反応」を強くすると考えられるだけに、「アトピー性皮膚炎」にとってもいい事はないでしょう。
また、住宅の建築用接着剤に含まれるトルエンやホルムアルデヒドなどの「揮発性有機化合物」なども「アレルギー反応」を強める可能性が指摘されています。
アトピー性皮膚炎とどう向き合うか >
この章のその他のページ
|