アトピーを知ろう
アトピーの痒みは体温上昇も原因
「大人アトピー」で症状が重くなるのは、これまでに挙げてきた「顔」「首」や「ヒジの内側」「ヒザ裏」以外にも「背中」や「胸元」など広範囲に亘るものも考えられます。原因は発汗もありますが、汗をかいた状態での「蒸れ」もアトピー症状の切っかけになります。
冬場でもない限り、汗ばんだ衣服の中は殺菌が繁殖しやすく、それに外的刺激に敏感な「アレルギー傾向」を持った皮膚が反応してしまうのです。
運動後などはたくさんの汗をかいた上に、体温が上昇している状態ですから、比較的、簡単に痒みが出てしまいます。
また就寝時は、あまり知られていませんが、かなりの発汗があり、この「就寝時の発汗」とアトピー性皮膚炎の相性はいいはずはなく、「背中」「胸元」のアトピーは、この時に悪化するケースも多いようです。
また、女性特有の症状として「乳頭」やその周辺に症状が現れる事があり、原因としては下着による「蒸れ」や「摩擦」による影響が考えられます。 同時に、その、締め付け部分に当たる「わきの下」「肩口」の症状が悪化する事もあります。ですから、女性の方は、出来るだけ「締め付けのキツ過ぎない」もの、「素材として肌にソフトである」ものを着用する事を、アトピー予防の第一歩として覚えておいて下さい。
就寝時に出るアトピー性皮膚炎と発汗 >
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