アトピーを知ろう
治る可能性もある、子どもアトピー
前項に引き続きになりますが、「赤ちゃんアトピー」の原因のひとつと言われる「食物アレルギー」を抑制する意味で、お母さんが妊娠中に「卵」の摂取などを控える事を話ましたが、これは、赤ちゃんや子どもの食事制限でも有効性が認められています。しかし、この年齢での食事制限は健康な成長の妨げにもなりますから、お母さんの独断で行わず、必ず、お医者さんに相談してみてから、その指示に沿って行うようにして下さい。
「赤ちゃんアトピー」の他に幼い頃の「アトピー」には「子どもアトピー」と言われる括りがあります。年齢で言えば、2歳から小学生の高学年くらいまでに亘る10年間くらいを指します。
症状が多く見られる箇所としては、アトピーの最も出やすい箇所といっていい「ヒジの内側」や「ヒザ裏」です。これらの箇所は良く曲げる為に「擦れ」やすく、また、よく汗もかき、皮膚が薄いので、どうしても、炎症は起こしやすくなってしまいます。 ひとつの予防として、気温が上がり始める春先などは極力、汗ばんだりしないように、服装に気を付けてあげると良いでしょう。
基本的には、この「子どもアトピー」は小学生になる頃には、30%位の子どもの症状は治まり、中学生になる頃には、半数以上が
改善するといった統計もありますから、それを見守る親御さんは、少し気持ちに余裕を持つような形で、お子さんのアトピー症状が軽減するようなサポートをしてあげて下さい。
外的要因も大きい大人のアトピー性皮膚炎 >
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