アトピーを知ろう
厄介な場所にも出るアトピー性皮膚炎
外出時に目立ってしまう「顔」や「首」のアトピー性皮膚炎も、大きな悩みの種ですが、皮膚科などでも相談し辛いと言う意味で「臀部」に発症するアトピーも厄介です。
目立たない部分ですし、人にいうのも憚られる為に、それ程、治療箇所としては、名前があがらない傾向にありますが、潜在的には、この「臀部」のアトピーに悩んでいる人の数は、相当数、いるものと思われます。
「大人アトピー」に限った事ではありませんが、症状の出る切っかけは「日々、椅子などに長時間、座っている為」と簡単に想像できます。社会人に限れば、デスクワークはもちろん、車の運転に関わる仕事などでも症状が出てしまう条件は揃っているものと思います。
座っている時の「蒸れ」や「発汗」にアトピーが反応してしまう事に加え、座っている時は、必ずしも、じっとしている事はなく、皮膚は強い「擦れ」の状態にも晒されています。自分自身の体重の50%以上が、そこに掛かり、擦れてしまいますから、元々、強い刺激に弱い「アトピー皮膚」は耐え切れません。少し、掻きこわせば、日々の「擦れ」を初めとした刺激で、悪化していくのに、それ程、時間はかからないでしょう。
対策として、出来るだけ通気性のいいものを着用(下着も含めて)するように心がけ、眠る時は敷布団と密着しないように、「横向き」を意識してみたり、一番望ましいのは「座らない」事なのですが、社会生活の上では、そうもいきませんから、極力、「座らない」または、そうする時にも「臀部に体重をかけ過ぎない」座り方を意識してみて下さい。
色々なパターンでアトピー性皮膚炎に行き着く >
この章のその他のページ
|