アトピーを知ろう
外的要因も大きい大人のアトピー性皮膚炎
「赤ちゃんアトピー」「子どもアトピー」は前項でも触れたように10代の早い時期には半数以上の人は症状が改善し、完治する人も多いのですが、この時期を逃し、成人にまでアトピー性皮膚炎を持ち越してしまった場合、これは「大人アトピー」と呼ばれます。子どもの頃にアトピーを発症していないにも関わらず、成人になったから発症してしまった場合も、これに含まれます。
幼少期のアトピーは生来的に有した体質による影響が大きく、その「アレルギー素因」に免疫システムが敏感に反応してしまう事で引き起こされるのですが、成人に達してからのアトピーは体質的な問題以上に、生活の上での外的な要因によって引き起こされるケースが大半をしめるようです。
外的な要因とは
- 「精神的・肉体的な疲労」
- 「蓄積されるストレス」
- 「喫煙」
- 「睡眠時間の減少」
などが代表的な原因として挙げられます。
これらの原因によって、私達の身体にどういった変化が起こるのかといえば、それは「免疫力の低下」です。アトピー性皮膚炎に限らず、「ストレス」が万病の原因として、健康問題の中心的関心事であるのは、その為で、「ストレス」を受けた身体は外的刺激に対する「抵抗力」を弱めます。
「大人アトピーとは一生付き合わなければならない」といわれるのは、成人になり社会にでれば、相応の「ストレス」は受け続けなければなりませんし、体質自体も確定されていて、劇的な体質変化は、そうは起こらないという事なのでしょう。そういった部分が「大人アトピー」の完治の難しさを物語っています。
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