アトピーを知ろう
顔にでるアトピーは人目に付くだけ辛いもの
子どものアトピー性皮膚炎に比べ、治りづらいのが特徴の「大人アトピー」ですが、発症する箇所にも、ある程度の傾向が見られます。
まず、言われる事は、「顔」に症状が現れやすいという点です。冬場に乾燥すると顔がカサカサして痒みが出る事がありますが、アトピー性皮膚炎も同じような事がいえるようです。
また、「首」や「額」にも症状はでやすく、「首」は衣類などの「擦れ」によって炎症を起こし、その痒みから悪化させてしまうケースがあります
「額」の場合は乾燥が原因でもありますが、「額」に掛かる前髪の刺激が症状を引き起こす切っかけになる事もあるようです。
これは男性のケースですが、思い切って髪型を丸刈りにしたところ、「額」や「襟元」のアトピーが改善された、と言ったケースもあります。この方法は女性には難しいのですが、出来るだけ前髪はヘアピンなどで固定し「額」に髪が触れないように工夫したり、後ろ髪なら、動きがあると、どうしても首筋などを刺激しがちですから、小さくまとめて皮膚への接触を極力、抑えるといった事も有効になります。
首から上に症状の出やすい「大人アトピー」は、その症状の辛さと同じくらい、「人目についてしまう」点が多くの「大人アトピー」患者の悩みをより深いものにしている原因ともいわれます。
上記に挙げたポイント以外にも「刺激の少ない衣服選び」や「皮膚に負担の掛からない洗顔」「十分な保湿」など、目立ってしまう「顔」「首」のアトピーだからこそ、小さなケアを積み重ね、少しでも症状の沈静化に努める事が最善といえます。
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